シリーズ熊本城マラソン 前人未到の3連覇なるか古川大晃選手【熊本】 (25/02/11

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  • Опубликовано: 11 фев 2025
  • 熊本城マラソンが今度の日曜日に開催されます。11日から4回にわたって熊本城マラソンの情報をお届けします。1回目は優勝候補筆頭、八代市出身の古川大晃選手。前人未到の3連覇にかける思いを取材しました。
    【東京大学大学院 博士課程4年・古川大晃選手】
    (目標は?)「もう、優勝一択です」
    【郡司琢哉アナ フィニッシュ実況】
    「古川選手、笑顔を見せました。古川大晃、2年連続4度目の優勝です」
    【川内優輝選手に次いで大会史上2位の記録】
    去年、自己ベストを更新する2時間16分14秒で4度目の優勝を飾った東京大学大学院の古川大晃。
    博士課程4年を迎え、今回が「学生として走る」最後の熊本城マラソンとなります。
    【東京大学大学院 博士課程4年・古川大晃選手】
    「今年は特に『負けられない』という戦いになります。ことし箱根駅伝を1月3日に走って箱根ランナーとしてのプライドもありますし」
    【16位相当でタスキ受ける】
    ことし1月3日の箱根駅伝復路。
    29歳の古川選手は9区・戸塚中継所で同じく東大の秋吉拓真選手から「赤門リレー」でタスキを受けました。
    博士課程を1年留年してまでつかんだ念願の箱根駅伝、復路で最も長い「裏エース区間」を任され、鶴見中継所を目指します。
    【沿道からの声援】
    「古川さんファイト!」「古川君、頑張って!」
    【東大陸上部の部長でもある】
    多くの選手がチームメイトからボトルをもらう中、古川選手はお世話になった東大大学院の八田秀雄教授から給水を受けました。
    『給水おじさん』として全国ニュースやネットでも大きく報じられた八田教授、古川選手も教えを受ける運動生理学の第一人者です。
    【東京大学大学院 八田秀雄教授】
    (給水を依頼されて)「えーっ?と思って」「『並走できないかもしれないよ』と
    答えたんですよ。そしたら『立ち止まっ受け取りますから』って言ってくれて」
    (1回止まってでも受け取ると?)「はい」「走ってる彼を直接応援できるわけですから、私にとってもそれはうれしいなと思いました」
    給水は無事成功、ちなみに1本は普通の水、1本はリポビタンD入りのスポーツドリンクだったそうです。
    【東京大学大学院 八田秀雄教授】
    「TV(中継に)映ってるっていう意識は全くなくて、とにかく古川にちゃんと渡すということだけを考えてました。だからうれしかったし、(ボトルを)2つ渡せて最後、行ってくれ~ってな感じですね」
    ランナーとしても一学生としても古川選手を見守ってきた八田教授、その将来にエールを贈ります。
    【東京大学大学院 八田秀雄教授】
    「これから彼は、博士号を持ってる人のマラソン世界記録を目指すとか言ってますけど、学問的なこともわかっている『ランニング伝道師』みたいな形で今後やっていけたらいいなと思いますし、地元の方々が彼を応援していただけるというのは本当にありがたいなと思います。『研究者』としての目で見るとまだまだですね」
    一方、こちらは渋谷区代々木。
    ここにも古川選手を見守るまなざしがありました。
    【古川選手の下宿先 榎本眞弓さん】
    「近くに(広い)代々木公園もあるので練習もできるし」
    古川選手が下宿させてもらっている家の榎本眞弓さん。
    古川選手がランニングのコーチを務めるチームで知り合いました。
    箱根駅伝を目指すための留年で大学の寮を出ることになった古川選手を自宅でサポートしています。
    【古川選手の下宿先 榎本眞弓さん】
    「アスリートを育てたことがないのでわからないんですけど古川君の好きなものを作ってるつもりで」
    【東京大学大学院・博士課程4年 古川大晃選手】
    「今シーズン、体調崩さなかったのも(榎本さんの)ご飯のおかげです。様々サポートいただいて」
    【古川選手の下宿先 榎本眞弓さん】
    「食べる時間とか寝る時間とかちゃんと気を付けてすごく規則正しい生活でビックリしてました。ウチの子どもたちとは違って」
    【古川選手】
    「僕もその、試合前はすごい緊張してたりして、いろいろそういう点でも気苦労を
    おかけしたというか」
    【榎本さん】
    「本当に集中するとすごいこう、一生懸命になる。あの集中力があるから全部頑張れるんだと思う」
    『東京の母』とも言える榎本さんやその家族のサポートを受け、この1年陸上競技と博士論文の2本立てに挑んできました。
    【古川選手】
    「なんとかまあ完成できそうなところで、ひとまず。まだ気は抜けないんですけど
    ホッとしてます」
    長距離走で人の後ろについて走る「追尾走」を大学1年から10年に渡って研究してきました。
    3月に卒業した後は、京都工芸繊維大学で博士研究員・助教として教鞭をとりながら
    研究を続けます。
    集団で走る追尾走を研究し、自身の得意技にもしている古川選手ですが、去年は一転、序盤からペースを上げ一気に抜け出す展開でした。
    【郡司琢哉アナ実況】
    「ひとり古川大晃がまず飛び出しました」
    【川内優輝さん解説】
    「彼の研究自体が『追尾走』で前の選手についていくことでより速く走る、楽をするという展開ですので、独走で逃げるというのは彼の研究にある意味反する走りです。熊本城マラソンで優勝するという彼なりの戦略なのかなと思います」
    古川選手、ことしはどんな戦術でライバルたちを迎え撃つのかきいてみると・・・。
    【東京大学大学院・博士課程4年 古川大晃選手】
    「多分今のところはまた(先頭集団に)ついていくかなと思っています。
    先頭集団で勝負してラスト35キロを超えてからあたりですかね。
    そのあたりで勝負をかける戦術がベースになると思います。
    『歴史に名を刻みたい』という思いがあって。過去果たせなかった3連覇ですね。
    そこをしっかり取りたいという強い気持ちで今回臨みます」
    目指すは前人未到の3連覇、そして自身5度目の優勝。
    博士号を取得する29歳の絶対王者が熊本城マラソンへ駆けだそうとしています。

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